こんにちは、クロセです。
2022年のマッスルゲート静岡大会にて入賞した経験のある僕が、マッスルゲートフィジーク部門で入賞する方法を解説していきます。
ちなみに、ここでお話しする内容は他の部門にも共通する部分が多いので、フィジーク以外の方にも参考になると思います。
マッスルゲートで入賞したい!
優勝を目指している!
さて、いきなり結論で申し訳ないのですが…
「確実に入賞する方法はありません」
そりゃそうですよね。
人の見た目や筋肉は数値で測れるものではないですし、その日はじめましての審査員から評価をされます。
誰が出るかもわからないので正直かなり「運要素」が強いです。
とは言え準備を怠れば、入賞または優勝できる確率が上がらないのも想像できると思います。
そこでこの記事ではマッスルゲートで入賞するにはどんな準備をしておけばいいのか、実際に入賞することができた僕の実体験をもとに解説していきます。
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なぜ運が絡むのか
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階級による出場人数の違い
フィジークは身長別で階級が分かれています。
階級によって人数のばらつきが多少あります。
日本人男性の平均身長が171cmなので必然的にそこに近い身長の階級に、人は集まりやすいです。
なのでシンプルですが人数が少ない階級であれば入賞や、優勝の確率はグンと上がります。
僕が出場した時の階級ごとの人数↓
168cm以下級 10名
172cm以下級 16名
176cm以下級 12名
176cm超級 11名
こんな感じで階級によって競争率が変わるため、ある意味で「運要素」と言えるわけですね。
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誰が出るか不明
これもシンプルです。
どこの誰がどんな仕上がりで出るのかわからないので、自分の順位を予想することは難しいです。
当日会場に行ってみて
「この人ヤバいな…」
という選手がゴロゴロいることがよくあります。
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審査基準は数値で測るものではないから
フィジークの審査基準は、筋肉のサイズをメジャーで測ったり、体脂肪率や体重などの数値から評価されるものではありません。
審査員の目視によって評価されるため、主観的な評価になりやすいです。
マッスルゲートフィジーク部門での評価基準はこちら
・上半身のアウトライン、サイドから見た時のS字のライン
・肩の丸み、引き締まったウエスト。前面背面共にミッドセクション・ウエストから広がった広背筋
・過度に発達したマッスル感は減点の対象になる場合がある
・スマートなウォーキングとバランスのとれたポージング
・清潔感のある髪型、笑顔、肌質
・コスチュームのセンスや着こなし・身だしなみ・ステージマナー
(マッスルゲート公式サイト参照)
見てもらうとわかると思いますが、審査基準はとても曖昧です。
なのでこれをやれば「確実に結果が出る」という絶対的な方法はありません。
とはいえ最低限のことは準備しておかないと、評価基準から外れてしまい、評価すらされない…
なんてこともあるのでご注意を。
じゃあどんな準備をしたらいいのか?
次の章では入賞、優勝する為に必要な準備について、実体験ベースで解説していきます。
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準備すること
これから紹介する内容は事前準備として、ほぼ必須です。
準備をせずに入賞や優勝はほぼ不可能です。
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筋トレ
筋トレ歴は関係ありませんが、筋トレをしていない方は入賞や優勝は難しいです。
大会はハードなトレーニングを積んだ猛者ばかりなので、自分のできる最大限の努力でトレーニングを頑張りましょう。
評価基準が日頃のトレーニングのヒントになるかもしれませんね。
肩の丸みや広がった広背筋を強調するポーズになるので、そのあたりを重点的に鍛える選手もいます。
ちなみに僕は評価基準は特に気にせず、満遍なく鍛えていました。
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減量
大会当日までにバキバキに絞れた身体を目指してください。これが1番大変です。
減量しすぎると、筋肉が落ちて細くなると言う方がたまにいますが気にしなくて大丈夫です。
ではなぜバキバキまで絞るべきなのか、理由はこちらです
絞れていないと評価される事さえも難しい
これはどの大会でも基本同じですね。
僕が出場した時も、あまり絞れてない方に良い結果はついてきていませんでした。
これは僕の意見ですが「絞れてない」というだけで、審査員へのファーストインプレッションで、評価がかなり低くなってしまうのではないかと感じています。
その他に出場した大会でも同じだったので、大前提としてそこそこ絞れていないと、良い評価はもらえないかなと思います。
ちなみに僕はインボディという機械で体脂肪率5%くらいが最高数値でした。
基準には個人差があるのであくまで参考までに。
https://www.takumikurose.com/entry/2025/04/22/181435
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日焼け
日焼けせずに大会出場も可能です。
ですが、ステージは照明でかなり明るいので、日焼けをしないと白飛びして筋肉の陰影が見えづらくなります。
審査員に身体のラインや筋肉をくっきりと見せる為にも日焼けは必須になります。
特にマッスルゲートではカラーリングが禁止となっているため、自分が思ってる以上に黒く日焼けをする努力をしましょう。
ではどこで日焼けをしたらいいのか、僕は2つの場所で日焼けをしました。
- サンラウンジ
- 海や外
1.サンラウンジ
日焼けサロンです。日焼けサロンの中でも比較的安く、店舗数も多いのでおすすめ。
ザ・サンラウンジ|THE SUN LOUNGE 全国シェアNO.1の日焼けサロン
2.海や外
天サロですね。海が近い方にはややおすすめ。
とはいえ直射日光を長い時間浴びるのはかなり疲れるので気をつけてください。熱中症対策も必須。
日焼けしづらい体質の方もいるので、早めから日焼けしておくことがおすすめです。
また日焼け後のケアを怠ると皮が剥けたり、かなりカサカサになり見た目が悪くなるので保湿は必須です。
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ポージング
規定のポーズが4つあるので、練習して覚えてください。(ポーズの写真)
練習方法のコツは2つ↓
- 全身鏡を使う
- 人から教えてもらう
1.全身鏡を使う
小さい鏡では身体全体が見えないので難しいですね。
YouTubeにある動画を見て練習する方も多いと思います。おすすめはこちら↓
自分のポージングを動画で撮ってみて、客観的に見ることもおすすめ。
2.人から教えてもらう
フィジーク経験者や、ポージングパーソナルを受けるのもありです。
自分では気づかない癖などを修正してくれるので、特に初心者にはおすすめ。
僕も最初は友人から教えてもらいました。
日焼け同様に早めの準備をしておくことで、大会当日に間に合わないかも…と焦ることが無くなります。
筋肉や身体が良くてもポージングで台無しになることが全然あるので、入念な練習がおすすめ。
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サーフパンツ
マッスルゲート公式サイトにはこう書いてあります。
サーフパンツ/ボードショーツを着用します。色・柄は自由となっており、本人に似合っているか、センスが問われます。
似合ってなかったらセンスがないということみたいです…
そして僕はサーフパンツ選びをミスりました。
サイズがデカすぎました。
僕のように大きすぎたり、小さすぎたり絶妙にサイズが合わないことがサーフパンツには多いです。
特にウエスト周りがガバガバすぎることが多いので気をつけてください。
試着必須。
人によっては縫い直す必要あり。
※筋トレインフルエンサーが作るサーフパンツもありますが、個人的には好みではないのでHurleyやBILLABONGなどの種類が多いムラサキスポーツ公式 / オンラインストア 通販で購入しました。
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当日の流れを把握
当日に慌てないためにこれをやりましょう↓
- 自分のカテゴリーの時間を確認
- 何分前に招集がかかるかの把握
- 食事のタイミングを決める
1.自分のカテゴリーの時間を確認
自分が何時に出番なのか、必ず確認しましょう。
当日に多少ズレることもあるので、アナウンスをしっかり聞くのも必須です。
2.何分前に招集がかかるのか把握
基本は控え室で待機しますが、出番が近づくとステージ裏に移動して点呼をとります。
大体出番の30分前ごろに招集があります。
3.食事のタイミング
1と2を把握したら、次は食事のタイミングです。
自分の出番の何時間前に食事を済ますのか、またはチビチビと栄養を入れていくのかなど決めておくと、当日に考えなくて済むのでステージに集中できます。
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まとめ
○なぜ運が絡むのか
- 階級による出場人数の違い
- 誰が出るか不明
- 審査基準は数値で測るものではないから
○準備すること
- 筋トレ
- 減量
- 日焼け
- ポージング
- サーフパンツ
- 当日の流れを把握
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マッスルゲートで入賞、優勝するための事前準備としてはこんな感じですかね。
マッスルゲートが初めての大会デビューだとすれば、心配事や不安なこともあると思いますが、最高の準備をして胸を張って頑張ってください。
健闘を祈っています、では。